4月は、お子さんの入学式や入園式という大切な行事がありますよね。とても重要で数少ないイベントではありますが、もし葬儀と日程が重なってしまったら、どちらを優先すればよいか、ご存知でしょうか?ここでは、「葬儀と、入学式や入園式が重なってしまった場合の対応」について、簡単にまとめました。
基本的には、どちらを優先したらよいのか?
もしも日程が重なってしまった場合、基本的には入学式や入園式などのお祝いごとの慶事(けいじ)よりも、人の死に関わる葬儀などの弔事(ちょうじ)を優先するのが基本的なマナーです。
場合によっては?
お通夜式の日と重なった場合、午前中に入学式や入園式に出席し、夜はお通夜に出席するのは問題ありません。
お葬式の日と重なってしまった場合は、故人様との間柄によりますが、身内のお葬式の際は、できる限りお葬式を優先しましょう。
親族
お子さんから見て、1親等の父や母、2親等にあたる祖父母、また、その他同居されているご家族の場合には、一般的にお葬式に参列するようにします。更に、3親等の叔父や叔母、曽祖父母の方などで、普段からお世話になっていた方の場合も、お葬式を優先します。
※面識があまりないなど、生前親しい間柄でなければ、入学式や入園式を優先する場合もあります。
4親などの、いとこや高祖父母の場合は、故人様やご遺族との間柄により、判断するようにしましょう。
会社関係者
職場の関係者や取引先の方の場合は、上司に相談するようにしましょう。
ご友人や知人
故人様との間柄にもよりますが、お通夜かお葬式のいずれかに出席すれば問題ないため、お通夜に参加して、お葬式は欠席というのが一般的です。
どちらも出席する場合の服装は?
大人の服装
どちらも出席する場合の服装は、ブラックで光沢のない、ダークスーツに革靴やパンプスにしましょう。男性の場合は、ブラックのネクタイを準備しておき、途中で取りかえます。女性の場合は、ブラックのストッキングに履きかえ、コサージュなどのアクセサリーを外すのも忘れないようにします。
お子さんの服装
お子さんは、制服がある場合、お通夜には制服を着用します。帽子は、必要ありません。
私服の場合は、男の子は白いシャツにブレザーとズボンが一般的です。女の子であれば、ワンピースや白いシャツにスカートにします。色は、ブラックや濃紺、ダークグレーにしましょう。
靴は、光沢のない革靴がベストです。革靴がない場合は、きれいなスニーカーでも問題ありません。ヘアアクセサリーは、落ち着いたものにします。
どうしても入学式や入園式を優先したい場合は?
場合によっては、お子さんの父か母の片方が入学式や入園式に出席し、もう片方はお葬式に会葬するのも一つの手です。ただ、入学式や入園式が終わり次第、片付けなどの手伝いに行くようにしましょう。
または、お子さんの祖父母や叔父、叔母、他にも近所で親しくしている方などに、代理で入学式や入園式に出席してもらえないか、相談してみましょう。
もし、葬儀と入学式や入園式が重なってしまった場合は、参考にしてみて下さい。