僧侶派遣サービスを上手に活用しよう

近年では家族葬を行う人も増え、全体的に葬儀の小規模化が進んでいると言えます。

昔は豪華に行っていた葬儀も、現代では費用を抑えて行いたいという考えが一般的となってきています。

そんな中で話題となった、インターネットで手配する事が可能な「僧侶派遣サービス」をご存知でしょうか?

多くの人がお布施の金額に悩んだ経験があるかと思いますが、僧侶派遣サービスでは金額が明確に決まっている為利用しやすいという声が多くみられます。

そんな僧侶派遣サービスについてお話ししたいと思います。

【僧侶派遣サービスとは】

僧侶派遣とは、お通夜やお葬式・四十九日や一周忌などの法事法要の際に、僧侶を紹介・派遣してくれるサービスのことを言います。

昔は、それぞれの家で菩提寺を持っており、葬儀や法要の際には菩提寺にお願いするというのが一般的でした。

しかし、現代では故郷を離れて都心部で暮らす人も増え、お寺と密接な関係を続けてきたという人は少ないものです。

その為、お葬式の時になって「会ったことのない菩提寺の住職に頼むのは不安」「菩提寺がどこにあるのか分からない」という人も増えています。

そんな菩提寺を持たない人々の為に生まれたのが、僧侶派遣サービスです。

菩提寺に依頼する場合とは異なり、サービスの利用料金にはお布施も含まれている為、事前に必要な料金が分かる事から人気となっています。

 

【僧侶派遣サービスのメリット】

・菩提寺がなくても安心

近年では、様々な社会状況の変化から昔のように菩提寺と密接な関係を続けることが難しくなってきたのが現状です。

菩提寺と付き合っていくという事は、その寺院の檀家となることを意味しており、場合によっては経済的な支援を求められる事もあります。

しかし、菩提寺がない場合には法事の際に僧侶をどこから呼ぶのかが問題となってしまいます。

そんな時に僧侶派遣サービスを利用する事で、菩提寺がなくてもお坊さんに来てもらう事が出来ます。

・宗派の指定が可能

葬儀や法事では宗派によってお経や作法が異なる為、宗派の違うお坊さんに来ていただく事は出来ません。

僧侶派遣サービスでは、様々な宗派のお坊さんが登録されているので希望する宗派のお坊さんに来てもらう事が可能です。

・檀家にならなくても良い

特定の寺院の檀家になる必要がないという点も僧侶派遣サービスを利用するメリットのひとつと言えます。

菩提寺の檀家になる事で、経済的支援を求められたり宗教上の制約を受けるといった点から、檀家にならないという選択をする人も増えています。

僧侶派遣サービスを利用する事で、特定の寺院の檀家にならなくても葬儀・法要の際にお坊さんに来てもらう事が出来ます。

・金額が明確に決められている

菩提寺に依頼する場合は、お坊さんへのお布施を渡すのが一般的ですがその金額は明確に決められていない事がほとんどですが、僧侶派遣サービスを利用する場合は料金設定が明確に決められているので安心です。

例えば「法事・法要の読経3万5千円」「火葬式での読経(戒名あり)5万5千円」など定額の内容が決められています。

・心づけが不要

僧侶派遣サービスでは、法事や法要に付随する追加の心づけは必要ないとされています。

一般的にお布施以外にお車代や御膳料を渡す事が多いですが、僧侶派遣サービスの多くではこれらは不要とされており、仮に必要であったとしても全体の料金の中に含まれている場合がほとんどの為、追加で用意する必要がないので安心です。

 

【注意すること】

・菩提寺がある場合は必ず確認を

もし菩提寺がある場合は、事前に菩提寺に確認したうえで許可を求める必要があります。

特に、菩提寺側で日程の都合がつかない場合などに僧侶派遣サービスを利用する際は、菩提寺との関係が悪化しトラブルに繋がる可能性があるので注意が必要です。

・日程調整に注意

僧侶派遣サービスは手軽に利用する事ができ便利ですが、すべての日程調整に対応する事か可能なわけではないので注意が必要です。

特にお盆などのお寺が忙しい時期は対応できない事があるので、時間に余裕をもって日程調整を行うと良いでしょう。

 

僧侶を呼ばないお葬式方法、友人葬

友人葬ってなんのこと?

友人葬というのは、お葬式方法のひとつです。

僧侶を呼ばず、戒名は付けず、生前の名前をそのままお位牌に使うなど、一般的な仏式の葬儀とは違います。

僧侶は呼びませんが、読経も焼香も行います。

僧侶の代わりに導師と呼ばれる儀典長が読経と唱題を行います。

読経・題目

読経は法華経の経文を導師と呼ばれる儀典長が読経します。

題目は「南無妙法蓮華経」を、学会員全員で唱えます。

友人葬の特徴

友人葬であっても葬儀社へ依頼します。

葬儀社も友人葬のスタイルを理解していますので、友人葬プランで執り行ってくれます。

僧侶の手配は必要ないとか、祭壇が「しきみ祭壇」または「白い生花祭壇」であるとか、葬儀に合わせた形で行います。

そのため、必要となる「しきみ」や「白い生花」も用意してくれます。進行は司会が行い、導師の挨拶や読経があります。

その後、導師が鈴を鳴らしてそれに合わせる形で参列者の学会員が題目を三唱します。喪服で参列し、焼香もします。

ただ、読経や題目を唱えるのが僧侶ではなく導師というところが仏式と違うところです。

また、金銭のやりとりが禁止されていることもあり、導師である儀典長へのお布施を用意する必要はありません。

お香典も用意する必要はありません。香典を受け取らないので、返礼も必要ありません。

通夜も、参列者は題目を唱えたら早々に帰宅するので、通夜振る舞いも特に準備する必要がありません。

僧侶に対するお布施や戒名がいらないので、比較的安価に葬儀を執り行えるのが友人葬の特徴です。

納骨と法事

友人葬は葬儀であるため、日常唱えている題目=唱題が最高の追善供養と考えられています。

全国の会館で定例の追善供養を開催していますので、特に法事の必要性は説いてはいません。

日蓮大聖人の教えは、故人を偲ぶ気持ちや真心が大事であると説いていて、各々の勤行、唱題こそが大事としています。

納骨は、管理する納骨堂がありますので、そこに入れてもらう人がほとんどです。

また、友人葬では故人の名前のかかれた位牌を用意しますが、本位牌を用意する必要が無いとされています。

一般的な葬儀と比べて、必要な物が少なく、祭壇も割合質素で、学会員の導師や友人等が無償で読経や唱題をして弔うので高額なお布施や戒名料などがいらないのが特徴です。

種類も豊富なコンパクトお仏壇にカラフル念珠

いつも日常の題目の唱題で愛用している御念珠があります。

それは、自宅でも、常日頃仏壇に向かってお題目を唱えるのが日課となっているからです。

日々の暮らしの中にしっかりと信心が根付いているので、いざ葬儀となった場合にも、お題目を唱えることができるのですね。

友人葬にもいろいろな葬儀プランが存在します。

一日葬、一般葬、社葬等のプランが可能です。

友人葬は、執り行われるため、友人葬の家族葬というプランは考えにくいです。

広く学会員は参加する場合が多いので、あらかじめ少ない参列者数に限った家族葬プランは受入れられないことがあり、あまり積極的にお薦めはできません。

香典もなし、返礼もなし、通夜振る舞いもなしなので、いくら人数が多くても収容できるホールさえあれば費用がかさむことはあまりありません。

故人の宗教の把握

普段から故人と接して話す機会があれば、どんな宗教を信仰しているのかわかっているので、故人の葬儀で戸惑うことも少なくてすむかもしれません。

ですが、普段宗教の話などしていなくて、いきなり訃報を知ってかけつける場合には、故人の信仰していた宗教を知らなくて当然です。

葬儀に違う宗派の念珠を持ってかけつけてもしかたのないことですし、香典がいらない葬儀もあるということは一般的にあまり知られていないと思います。

大切なことは、参列したらできるだけ故人の思いに耳を傾けるようにしてできる範囲で周囲と合わせることができればあまり問題ではありません。


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