弔問とは?

今更人に聞けない弔問とはどういう意味なのか、解説していきます。
まず弔問とは、亡くなった人の遺族に訪問し、お悔やみを述べることを指します。
通夜や葬儀に参列した際に、弔いの意を表し、親しい人や親せきの訃報を受け取ったら、弔問をする準備をします。
昔は通夜を親族だけで行い、翌日の葬式や告別式は一般会葬者も弔問する場合が多かったのですが、現代では参列しやすい時間帯の通夜に多くの人が弔問するようになっています。
黒の喪服は、通夜であっても着用する場合がほとんどですが、急な訃報の知らせで喪服がない場合はラフな服装をなるべく避け、肌の露出はないように上着を羽織って出かけましょう。
弔問の基本的な服装マナー

事前に故人宅へ連絡を取り、了解を得てから弔問しましょう。
気を付けるべき点は、持ち物や服装、挨拶などがあります。
弔問の際に線香をあげますが、喪服は着る必要はありません。
ただ、落ち着いた色合いの服を選ぶようにしましょう。
男性の場合は、スーツやスラックスにジャケットが無難で、女性の場合はアンサンブルスーツなどが一般的といわれています。
結婚指輪以外のアクセサリーや光物は身に着けないように注意しましょう。
弔問時の挨拶

遺族の負担を考えて、なるべく手短な挨拶になるよう心がけましょう。
一般的には2~3分程度の挨拶が妥当といえます。
挨拶では「この度はご愁傷様です」や「心から哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします」などお悔やみの言葉を述べましょう。
挨拶が済んだら、故人との関係や生前にお世話になった話をしましょう。
帰り際には「お手伝いすることがありましたら何なりとお申し付けください。」と一言声をかけることにより、丁寧さが伝わります。
弔問時の持ち物
手土産は特に必要ないですが、故人の供養のために供え物を持参するといいでしょう。
一般的には、お花やお菓子、果物が無難です。
故人が生前に好きだったものが分かる場合は、それをお供えしましょう。
通夜や葬儀に参列できない場合は香典も持参することになり、葬儀を終えた後に弔問する場合は、香典の表書きは四十九日前であれば御霊前で、四十九日以降は御仏前とされています。
弔問で仏壇に線香をあげる時のマナー
・鐘(りん)を鳴らす
線香をあげて合掌して拝む際に、仏壇におかれている仏具である鐘を鳴らす必要があるかどうかですが、鐘とは読経を始める前に叩いて鳴らす仏具と言われています。
そうなると、読経をしないでお祈りだけをする場合には、鳴らさなくても大丈夫です。
鐘を鳴らす場合は、仏壇にロウソクと線香を上げてから鳴らすようにしましょう。
鐘の鳴らし方に、宗派による違いなどの決まりは特になく、鐘を叩く棒が鐘の横に置かれているので、その際に鐘の縁を上から軽く叩きましょう。
この場合、鐘を強く叩かないように気を付けることが大事です。
また、鐘を鳴らす回数についても、特に決まりはないですが、鳴らすのは1~2回にするのが一般的で妥当です。
・線香の火の消し方について
たまに線香に火を付けたとき、炎が出ていることがあります。
その場合は炎は消して、線香に火がついていたまま煙が出ている状態で、香炉へ差すか置きましょう。
注意するべき点として人の息は不浄とされているため、この線香の炎を口で吹き消すのはマナー違反ですので、香炉に設置する前に、点火され炎が出ている線香を、線香を持っていない手で静かに仰いで、風を起こしながら炎を消します。
・線香着火器を持つ
安全にそして確実に線香を着火させることができる道具が、線香着火器です。
着火気には様々なタイプが入手できますが、火器の中には着火部分に線香を約20秒程度当てると同時に、50本の線香に着火できる商品もあるのでお店で探してみるのもいいでしょう。
優れモノの火器によっては炎が出ないタイプもあり、手で扇いで消す必要がありません。また、携帯できる大きさなので非常に便利です。
ガス充填式の火器で、家の中やお墓参りなどの屋外でも、雨や風など天候に関係なく線香に着火できるので線香着火器を使うことをオススメします。
線香のあげ方や本数の注意点ですが、仏壇にお供えする線香の数や香炉への立て方には、宗派によってそれぞれ異なります。
とはいえ、あまりよく分からない場合は、大体1〜2本を立てることが一般的なので、香炉を見て線香が寝かされているときは寝かすようおきましょう。
この宗派は、線香をあげる人の宗派ではありません。
仏壇のための宗派ですので、わからないときは遠慮せずに遺族の方に訪ねても失礼にはあたりません。
なお、弔問では数珠を持って行く必要はないのですが、もし使用する場合は遺族の方の宗派に関係なく、自分の数珠を持っていくといいでしょう。
遺族の方に失礼のないよう、マナーを心がけ思いやりを大切にすることが何よりのマナーとなります。
弔問するときは、事前に調べて確認することが大切です。




