訃報の知らせをうけ忌引きを取って休んだ場合、職場に復帰する際にどのような準備をすればよいのか迷った経験のある人は多いのではないでしょうか。
休んでいる間にフォローしてくれた会社の人たちに失礼のないようにお詫びの挨拶をきちんとし、今後も気持ちよく一緒に働いていきたいものですよね。
ここでは、失礼のないように忌引き後に仕事に復帰できるよう、忌引き後のマナーについてお話ししたいと思います。

【忌引きとは?】
忌引きとは、親族の死によって会社・学校などの所属する組織を休むことを言います。
忌引きは亡くなった人の通夜や葬式に参列するためや、喪に服すために与えられるもので、体調不良などの私的な休みとは異なります。
体調不良などで休みをとる場合は、出席日数や出勤日数から休んだ日数が差し引かれることになりますが、忌引き休暇の場合は学校であれば休んだ日数として数えられることはなく、会社の場合も会社の規定によって異なりますが、休んだ日として数えられず人事考課への影響もなく、有給休暇と同様に給料が支給されるケースもあります。
忌引き休暇の基準は会社や団体などの組織によって異なるため、自分の勤め先の就業規則を事前に確認しておくと安心です。
そのため、与えられる休日数も会社や団体によって異なりますが、一般的な忌引き休暇の日数は以下の通りです。
・配偶者の場合→10日間
・両親の場合→7~10日間
・子供の場合→5日間
・兄弟や祖父母の場合→3日間
また、配偶者の兄弟や祖父母という場合には1日の忌引き休暇が一般的と言われています。
・曾祖父・曾祖母の場合→0~1日間
【朝礼で挨拶する場合】
忌引き明けの初出社の際には、各方面に挨拶をしてまわるのが良いとされています。
自分が休暇を取っていた間の仕事をフォローしてくれた同僚や上司には、きちんと感謝とお詫びの気持ちを伝えるのがマナーです。
忌引き明けに、朝礼で一言挨拶するようにと上司から指示をうけるケースも多くみられます。
会社からの香典や弔電・供花を受け取った場合は、そのことに対してのお礼を述べる必要があります。
朝礼で話すべき内容として押さえておきたい事は、次の3点です。
・「香典をいただいたお礼」
・「自分が休んだことで同僚や上司に迷惑をかけてしまったことに対するお詫びとお礼」
・「今日から気持ちを新たに頑張りますという意気込み」
上記の3点を中心に挨拶をしていくとスムーズです。
しかし、長すぎるスピーチはかえって迷惑となってしまうので気を付けましょう。
〈例文〉
この度は○○の葬儀にあたり、皆様からたくさんの心温まるご配慮を頂戴し、誠にありがとうございました。
おかげさまで無事葬儀を終えることができ、心より深く感謝申し上げます。
また、お忙しい中何日もお休みをいただき、皆様にご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。
急な業務にもかかわらず、迅速にご対応いただきました方々、心よりお礼申し上げます。
本日から、また精いっぱい頑張らせていただきますので、よろしくお願いいたします。
【同じ部署、関連部署の上司に挨拶をする場合】
親族の葬儀であったとしても、忌引き休暇を当然のものだとし、休みの間自分の仕事をフォローしてくれた同僚や上司にお礼を述べないのは失礼にあたります。
親族の葬儀で会社を休むのは致し方のないことですが、それを当たり前のものととらえず、同僚や上司に感謝の気持ちをもって過ごすことが大切です。
〈例文〉
・香典や献花をいただいてない場合
「先日は大変お世話になり、ありがとうございました」という一言でも気持ちは伝わるでしょう。
・香典や献花を受け取った場合
この度は○○死去に際し、ご丁寧に御供花(お香典)をいただきましてありがとうございました。
また、葬儀に際してお休みをいただき、ご迷惑とご心配をおかけしましたが、本日よりまた頑張らせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。




