四十九日法要のお供え物について

四十九日法要の案内が届いたら、香典やお供え物を持参するのが一般的ですが、何を持っていくか悩んだ経験のある人は多いのではないでしょうか?

お供えは供養の気持ちを表すものとなるので、品物選びは慎重に行う必要があります。

また、渡し方のマナーについても知っておくと安心です。

ここでは、失礼のないように四十九日法要に参列できるよう、お供え物のマナーについてお話ししたいと思います。

一般的な四十九日法要のお供え物

 

お供え物は、後に残らない物・消えてなくなるものが良いとされています。

お供え物で定番なのは、花の場合は菊や胡蝶蘭・ゆりなどの白を基調としたものです。

食べ物の場合は、果物や焼き菓子・煎餅・まんじゅう・羊羹・佃煮などが多く、飲み物の場合はお酒やお茶をお供えするのが一般的です。

他にも、線香やろうそくなども選ばれています。

また、お供え物としてアレンジメントされた花を贈ることもあり、近年ではプリザーブドフラワーを使ったお供え用のアレンジメントも販売されています。

アレンジメントされた花であれば、綺麗なだけでなく花瓶を用意しなくてもそのまま飾る事が出来、プリザーブドフラワーは手入れが不要で長持ちするため喜ばれます。

 

品物選びのポイント

 

お供え物を選ぶ際に悩むのが金額ですが、お供え物は香典とともに持参するため、それほど高額なものである必要はないとされています。

一般的には、故人と親しい関係だった場合は5000円~10000円程度、一般的な関係だった場合は3000円~5000円程度が相場とされています。

上記の金額を目安に、周囲とも相談し程よい金額を設定するのが良いでしょう。

品物を選ぶ際は、かさばらず分けやすいものを選ぶのがポイントです。

地域によっては供養の一つとして、持ち寄られたお供え物を最後に出席者全員で分け合う場合があります。

そのため、最初から小分け包装されているものや、重たいものは避けておくと安心です。

また、食べ物をお供えする場合は日持ちも重要となります。

特に夏場は食品の劣化が早いため、果物であればバナナや桃よりも実の硬いものを選び、お菓子であれば賞味期限が1~2週間あるものを選ぶと良いでしょう。

 

注意する事

 

お供え物に花を選ぶ場合は、バラなど棘のある花は手入れが難しく、香りの強い花を好まない人もいるので避けたほうが良いとされています。

お供え物の定番であるゆりも香りが強い花ですが、香りの元であるおしべの処理を花屋さんにお願いすることが可能です。

花と同様に、果物も香りの強いものは避けたほうが良いとされています。

果物を選ぶ際は旬のものが喜ばれますが、傷みやすいものや果汁がでやすいものはお供えには不向きな為避けましょう。

故人がお酒を好きだった場合、アルコール類をお供えすることも多いですが、遺族がお酒を飲まない場合には処分に困る場合があるので注意が必要です。

また、肉や魚など殺生につながるものは避けるのが良いとされています。

仏教では基本的に殺生を禁じているため、殺生のイメージとつながる食べ物はお供えには不向きとされています。

 

渡し方のマナー

 

法要でお供えを渡す際には、お供え物を両手に持ち、直接仏壇に置くのではなく遺族や法要の代表者に手渡しするのがマナーとされています。

寺院で法要を行った場合も、祭壇に供えたり寺院の方に渡したりすることは避けましょう。

手渡しする際に、法要に招いてもらった事へのお礼や故人を供養する言葉を伝えるのが良いとされています。

〈例〉

「本日はお招きいただきましてありがとうございます。」

「心よりお悔やみ申し上げます。」

「心ばかりですが御仏前にお供えください。」

お供え物を紙袋に入れて持参した場合は、中身だけを渡しましょう。