どうしても葬儀に参列できない時のマナー

突然の訃報に際し、ご連絡をいただいても都合が付かずすぐに対応できない場合があります。その際、どのような行動を取ればよいのでしょうか。今回は、葬儀に参列できない時のマナーについて紹介します。

通夜・告別式の欠席の伝え方

どうしても都合が合わず参列できない場合も、いただいた連絡を放置しないで参列できないことをしっかりと返答することが大切です。

まず電話にて弔意を伝えることができます。ご遺族はお葬式という非日常の状況にいます。そのため、出来るだけ関節にお悔やみをお伝えし、参列できない理由も申し伝えましょう。知人など弔問する方がいる場合は、その方に欠礼の伝言をお願いするのも方法です。ただ、その場合は、遺族や喪主あてに弔電を送る手配も同時にしておきましょう。

参列できない場合の調子の伝え方

◆弔電を打つ

弔電とは、電報で弔意を伝えるものです。電報はもともと、電話が普及するまで緊急時の連絡として使われていました。その頃の慣習が根付いており、通信機器が発達した現在では、主に冠婚葬祭でのお祝いやお悔やみをお伝えする時に使われます。

弔電は、告別式が始まるまでに届くようにします。通夜に届いても問題ないので、早めに出すことが大切です。NTTの電報、郵便局のレタックス、インターネットで電報を扱うサイトもあります。

電報の申込の際に、弔電であることを伝えれば、例文も教えてくれるので安心です。利用によって台紙も選ぶことができます。押し花や線香、漆盆と一緒に送るものもあります。尚、弔電のあて先は喪主か遺族です。

◆香典を送る

弔電を手配した後は、香典を送付する準備をします。香典は現金書留で送付できるものですが、その際は、手渡しと同じく不祝儀用の香典袋に入れて送付します。香典袋には、自分の名前や住所などを書くことも忘れないようにしましょう。具体的には、上段に御霊前や御花料など、各宗教に合わせた言葉を選び、下段に氏名を記入します。

また、現金書留は本人の受け取りが基本となっている為、斎場へ送ることは避けましょう。喪主宅へ送付するのがマナーとされています。現金書留の封筒は二重になっており中身は見えないようになっています。

◆供花を送る

お供えの花を送ります。最近では供花で祭壇を飾るというお葬式もあるため、花屋さんへ連絡する前に、まず担当の葬儀社へ連絡して、供花を送りたい旨を伝えましょう。供花と共に、お悔やみ状も一緒に送るのが好ましいです。供花は故人の魂を慰めるためという意味がありますが、地域や宗教によっては飾っていい物とタブーなものが異なります。故人を想うと共に、葬儀を取りまとめる遺族や喪主の意向を尊重することが大切です。

◆代理人を立てる

代理人を立てて参列する対応も一つの方法です。この場合、代理人が香典を持って行きますが、香典袋には依頼した人の名前を書き、記帳の住所や名前も依頼した人のものを記入、最後に代理人と書き添えます。会社関係などの場合に良く行う方法です。

後日弔問へ行くときのマナー

葬儀へ参列できなかった場合、四十九日までは自宅で供養されるため、後日弔問へ行くことも良いでしょう。その場合、事前に遺族へ連絡をして都合をお伺いすることが大切です。服装は、落ち着いた色合いの平服でも良いとされています。香でにゃ供花を送っていても、故人が好きだった果物やお菓子などを持って行くのが好ましいです。お持ちする場合は「お供え」と書きます。葬儀の慌ただしさでご遺族はお疲れの場合もあるため、あまり長居はしない方がよいでしょう。

また、弔問へ行けない場合は手紙を送ることも一つの方法です。便箋や封筒は白を基調としたもので、便箋は一枚にまとめます。複数枚で「重なる」という言葉を避けるマナーです。

ボールペンより、万年筆や薄墨などで書くのが望ましいです。

内容には、前文等の必要はなく、葬儀に参列できなかったことや弔問へなかなか行けない旨をお詫びします。忌み言葉を避け、遺族へ配慮ある文章を心がけましょう。

年賀欠礼で訃報を知った時のマナー

最近は、家族葬が増えて、年末に喪中はがきではじめて訃報を知るというケースもあります。その場合は、年内の早めのうちに電話や手紙でお悔やみをお伝えします。既に年賀状を投函した場合は、松の内が明けて、寒中見舞いにてお悔やみの気持ちとお詫びをお伝えします。お悔やみの文章は、頭語や時候の挨拶は不要、忌み言葉には十分注意しましょう。供花やお線香を一緒に送るのも良いですが、亡くなってから日数がかなり経っている場合は、ご遺族に負担のかからない形が望ましいです。

まとめ

訃報のタイミングは突然で、出来る限りなんとか都合を調整したくても参列できない場合もあります。その際、葬儀に参列できなくても、故人やご遺族のために出来ることを考え、失礼の無いよう、冷静に落ち着いて出来る行動をすることが大切です。